【在宅の誘惑】集中するためにサイトやアプリをブロックしたい
「通勤時間分余裕が出来るのは良いけど、誘惑が…」
「休憩中気づいたら時間が…」
働く場所が自由になってきているとともに、各種娯楽サービスの魅力も日々増してきています。
そんな誘惑を自分の意志で完全に抑え込める人はおそらくこのページを見ていないはずです。誘惑に負けそうになるから強制的に立つ方法を探している方が本記事の対象になります。
今回紹介するのは「Freedom」というツールです。英語のツールになるのでアレルギーレベルで無理な人にはオススメしません。操作部には簡単な英語しか使われていません。
Freedomとはどんなツール?
Freedomはあらかじめ制限しておいたWebサイトやアプリをブロックすることができるツールです。
例えば「youtube.com」というドメインを登録しておき、任意の時間を設定しスタートします。設定時間中にブラウザでYouTubeを開こうとすると、強制的にFreedomのブロックページへと飛ばされます。(下画像)
「Mac」「Windows」「IOS」「Android」「Chromebook」「Linux」で利用できます。「Mac」「Windows」ではデスクトップアプリケーション形式、「IOS」「Android」ではそれぞれのストアで、「Chromebook」「Linux」ではFireFoxの拡張機能を利用する形で使用できます。
無料版(Free)と有料版(Premium)があります。無料版はいくつか機能が絞られていますが、機能の確認は十分できます。
どんな制限ができる?(期間)
Freedomでは「すぐに制限する」「時間を指定して制限する」「指定したスケジュールで制限する」という3種類の制限方法があります。
すぐに制限する
すぐに制限を開始したい場合に利用します。スタートボタンを押してからどれぐらい制限するかを設定できます。
時間を指定して制限する
時間を指定して制限したい場合に利用します。この後の何時から何時まで制限するという設定ができます。
指定したスケジュールで制限する
指定したスケジュールで制限をしたい場合に利用します。時間の制限を適応する曜日を設定することができます。
この制限が一番実用的ではないかと思います。(月~金 9:00 ~ 18:00みたいな)
ただし、こちらの機能は無料版では利用できません。
どんな制限ができる?(対象)
Freedomでは下記のような制限ができるようになっています。
- 全てのサイトを遮断
- 特定サイトをブロック
- 特定アプリをブロック
- 特定サイトを許可する
全てのサイトを遮断
実質機内モードのような感じになります。
zoomなども利用できないし、gitでリモートリポジトリを使用することもできません。
デザインをしている方や会社の事務などには適しているかもしれないですね。
特定サイトをブロック
特定のサイトをブロックすることができます。
ブロックしたいサイトのドメインを指定します。
SNSや動画サイトなど気が散るもののみをブロックしたい場合に有効です。
特定アプリをブロック
指定したアプリをブロックすることができます。
アプリにより挙動が異なります。
公式サイトの「Block Apps」にIOSがありますが、IOSでは実質「インターネット遮断」を利用して接続できないようにする使い方になります。アプリをタップしたら開かない、または、すぐ落ちるような挙動ではありません。
特定サイトを許可する
特定サイトを許可することができます。
「インターネット遮断」ですべてのサイトを遮断していても、許可しているサイトは表示させるようにすることができます。
業務上不可欠なクラウドのみブロックはしないというような使い方ができます。
価格
「Premium」へのアップグレード価格です。
- 月払い・・・$8.99/月
- 年払い・・・$3.33/月
- 買い切り・・・$159.99(セールもよくやっているみたいです。本記事を書いている時は$79.99になっていました。)
有料版機能
以下の特徴があります。
- 制限則・制限デバイス無制限
- スケジュール制限機能
- ロックモード
- サウンド
- 制限履歴
- 提携サービスクーポン
これまでの説明にないもの、わかりにくいもののみ説明します。
ロックモード
制限適応中に制限しているサイトの制限を外せなくなります。
「Freedom使っても結局自分で制限外すことできるなら意味ないじゃん」
そんな人用の機能です。
サウンド
BGMとして適当な音楽を流すことができます。
集中によく用いられる自然音やボーカル無し音楽をはじめ、コーヒーショップ、オフィスなどといったざわざわ系の音楽もあります。
提携サービスクーポン
提携しているサービスのクーポンが利用できます。
聞いたことある名前だと「Skill share」がありました。日本のサービスはないので利用したい人は少ないかもしれないです。
実際に使ってみる
「Windows」と「iphone」で実際にどんな感じに動作するのかをお見せしたいと思います。
windows
widnowsではウェブサイトのブロックとアプリのブロックを確認します。
まず、ウェブサイトの方です。「amazon」と「youtube」にチェックを入れています。
その状態で「https://www.youtube.com/」「https://amazon.co.jp/」に入ってみると
一瞬表示されてすぐにリダイレクトされます。
続いてアプリの方も試してみます。
メーラーの「Edge」をブロックしてみます。アプリの設定から「Edge」を選択します。
※管理者権限が必要なアプリはFreedomを管理者権限で起動する必要があります。(画像は非管理者)
この状態で「Edge」を呼び出してみると
ブロックされて本来表示されるニュースなどが表示されません。outlookでも試したところoutlookは起動されませんでした。
デフォルトの設定ではブロックされると通知が表示されます。
iphone
使用するihoneは「iphone X」です。
iphoneで使用するためにはApp StoreからFreedomのアプリをダウンロードする必要があります。その後チュートリアル等を参考に設定を行います。
「amazon」をブロックしておきます。
まず、「Safari」で「amazon.co.jp」を開いてみます。
「windows」で見られたような緑色の画面になるわけではないようです。設定時にsafariの拡張機能でFreedomを入れていますので、リダイレクトではなくブラウザによって制限された形です。
続いて、「Chrome」で「amazon.co.jp」を開いてみます。
こちらも緑色の画面ではありません。
しかし、safariで見たものとも異なります。この画面はインターネットに接続していない時に表示される画面です。
続いてアプリも確かめてみます。
「IOS App Store」という項目がデフォルトであったためこちらを設定します。
おなじみ青色のアイコンをクリックすると
「App Store」に接続できませんと表示されます。
この感じからしてアプリそのものをブロックしているのではないことが考えられます。「IOS App Store」の項目ではapp storeのドメインが設定されているだけということです。
試しにピッコマ「piccoma.com」をリストに加えてみます。
ピッコマのサーバーが落ちた時と同じようになりました。
上記のようなサーバーと通信するタイプのアプリはブロックすることができるようですが、通信しないタイプのアプリはブロックすることができないようです。
まとめ
ドメイン単位でブロックでき、スケジュールを設定しておけるのは便利だなと思いました。スタートアップに登録してスケジュールしておけばFreedom自体に触れる必要がありません。
私自身はスマホでオンラインのゲームはしないのですが、スタミナなどあるゲームをやっている人はゲームが気になって仕方ない人もいると思います。そんな人にはもってこいですね。
ちなみに会社や学校などで利用することもできるようです。その場合は通常料金とは異なると思われます。
無料版で試すこともできますし、有料版も良心的な値段をしているので作業に集中すれば十分なリターンが得られるのではないでしょうか。]