テーマの設定はオプションが便利
WordPressのオプションの利用方法について紹介します。
似たものにカスタムフィールドがありますが、少し異なります。
カスタムフィールドは各投稿に紐づいてデータの管理がされますが、オプションは投稿に依存しない形で利用することが可能です。
投稿に依存しない分便利なところと注意すべきところがあります。
便利なところは登録が簡単で使いやすいところです。
注意が必要なところはキーが被らないように注意必要というところです。
カスタムフィールドであれば、投稿データないでキーが被らないようにすればよかったのですが、オプションでは全体で被らないようにキーの名前を付ける必要があります。
オプションの使い方
オプションは追加、取得、更新、削除を行うことができます。
カスタムフィールド同様、キーと値をセットとします。
追加
オプションの追加は以下のように行います。
add_option( $option, $value, $deprecated, $autoload );
「$option」・・・オプション名を入力します。キーとなる値です。小文字とアンダースコアを使用します。
「$value」・・・キーに紐づく値を入力します。
「$deprecated」・・・昔の名残である引数です。どこにも使用されていません。空文字列「”」を入力しておきましょう。
「$autoload」・・・データベースへのアクセス数軽減のために、一度に取得することを許可するかどうかです。デフォルトは「yes」となります。「no」を指定することで、都度読み込みにすることができます。
取得
取得は以下のようにおこないます。
get_option( $option, $default );
「$option」・・・取得したいオプションのキーを指定します。
「$default」・・・オプションが存在しなかった際に返却する値を指定することができます。デフォルトは「false」です。
更新
更新は以下のように行います。
update_option( $option, $new_value, $autoload );
「$option」・・・更新したいオプションのキーを指定します。
「$new_value」・・・新しく保存する値を指定します。
「$autoload」・・・自動読み込みするか選択できます。「追加」の「$autoload」と同様です。
削除
削除は以下のように行います。
delete_option( $option );
「$option」・・・削除するオプションのキーを指定します。
さいごに
簡単に使用することができるので、テーマの設定、プラグインの設定などに使用すると便利です。